ホノルル市営鉄道

 ハワイ州オアフ島で、ホノルル市営鉄道『ホノルル・レール・トランジット』の建設が着々と進んでいます。オアフ島西部のカポレイ地区からホノルル空港、そしてアラモアナ地区を結ぶ、全21駅、所要時間42分間、総延長約20マイル(≒32キロメートル)の鉄道建設プロジェクトで、2017年に一部の区間が先行開業し、2019年に全区間で開業予定です。

 ホノルル市営鉄道が開業すると、カカアコ地区とアロハタワー・スペシャル・ディストリクトに路線が結ばれることから、ハワイ州開発機関『ハワイ・コミュニティ・ディベロップメント・オーソリティ(HCDA)』は、カカアコ再開発プロジェクト促進を目的とした『ザ・ドラフト・トランジット・オリエンテッド・ディベロップメント(TOD)』を設立しました。

 TODが管轄する範囲は、アラモアナ通りを境に、カカアコ地区を2のエリアに区分けしたマウカ側(山側)とマカイ側(海側)、ダウンタウンに立地するアロハタワーを構える、アロハタワー・スペシャル・ディストリクトの総面積約604エーカー(≒2.4平方キロメートル)のホノルル市内3つのエリアです。

シビック・センターとカカアコ地区の駅周辺の未来完成図。コンドミニアムなどの高層ビルが立ち並ぶモダンシティへと開発が進んでいる

TODが管轄するエリアのイメージ図。水色の矢印線がホノルル鉄道の路線。街の中心を走る、ホノルル市営鉄道

シビック・センター・ステーションの完成イメージ図。デザイン性だけでなく、利用者のために自転車置き場や広場が設置され利便性も重視されている

未来のカカアコ地区の交通アクセスを表すイメージ図。すべて徒歩圏内になるように計画されたカカアコ地区の再開発プロジェクト

 ホノルル市営鉄道の開業においてTODは、管轄エリアの駅構内のデザイン設計や駅周辺のコニュニティの発展などに特化し、カカアコ地区全体の再開発プロジェクトの推進に貢献している。カカアコ地区には、『カカアコ・ステーション』『シビック・センター・ステーション』『ダウンタウン・ステーション』の全3駅が設置されます。新駅設置に向けて、より安全で快適なステーションづくりへとさまざまな工夫を凝らし、例えば、交通整備の強化のために、信号機や駐車場、自転車置き場や広場の建設を計画しています。また学校、オフィス、買い物すべてが駅徒歩圏内で済むようにと、交通アクセスにも重視しています。

 TODは、カカアコ地区を総轄する『カカアコ・コミュニティ・ディベロップメント・ディストリクト(KCDD)』と連携し、未来のカカアコの街づくりに取り組む体制を構築しています。