カカアコ未来予想図

 2012年2月から再開発プロジェクトがスタートしたカカアコ地区は、世界各国の観光客で賑わうアラモアナセンターに程近いエリアです。

 カカアコ地区の中心地となるのが、ワードセンターズというショッピングセンターで、ショップやレストラン、映画館やゲームセンター、大型量販店などが軒を連ね、定期的にファーマーズマーケットが開催され、連日賑わいをみせています。ワイキキからのトロリーが運行されていることから観光客も多く訪れています。そんなワードセンターズもふた昔前は、現在の半分程の規模で、2000年以降、リノベーションを繰り返し、一大ショッピングセンターへと進化した。また当時は、『ホクア』のような高層ラグジュアリー・コンドミニアムなども存在せず、周辺には倉庫や工場が多く点在する、決して華やかな街ではありませんでした。

 世界の建築会社がこのエリアに着目し始め、アラモアナ寄りのカカアコ地区に高級コンドミニアムが立ち並ぶようになったのは、ここ十数年のことです。超高級車がコンドミニアムのフロントに駐車される……そんな豪華ライフスタイルを満喫する富裕層も近年増加してきました。ハワイの経済成長も上昇軌道に乗り始め、現在のカカアコ地区は、地元の住民ばかりでなく、世界中の観光客で賑わっています。

 そんな今、ハワイ州議会でカカアコ地区がハワイの再開発プロジェクトの舞台に選ばれました。ハワイ州開発機関『ハワイ・コミュニティ・ディベロップメント・オーソリティ(HCDA)』によって、カカアコ新開発計画は着々と進行中で、現在、『ワード・ヴィレッジ』と呼ばれる最大級のコニュニティが建築されており、今後15年間で20棟以上のコンドミニアム、レストランやショッピングエリア、映画館などが完成する予定です。また教育にも重視しており、ハワイで最も古い歴史をもつ学校『カメハメハスクール』管轄の建築物も、HCDAから建設許可が下りました。さらにデザイン性を重視した広場の建設やハワイ最大級のイベント会場『ニール・ブレイジデル・センター』のリノベーションなど、今後行われる予定です。

高層コンドミニアムの建設工事が着々と進み、世界の人々から注目を集める地区

 2017年にはホノルル市営鉄道『ホノルル・レール・トランジット』が開通予定で、この新事業にあたり『ザ・ドラフト・トランジット・オリエンテッド・ディベロップメント』という、HCDAによって設立されたカカアコ地区の交通機関は、さらなる進化への期待を高まらせ、駅構内と周辺の開発に貢献しています。高層ビルに囲まれた、快適で安全な現代的な街カカアコこそ、近未来の予想図といえます。