ニュースレター 2014年6月号

2014/06/01

カカアコ再開発 カカアコ カカアコ新開発計画において、この地区の魅力のひとつに“街の清潔さ”が挙げられる。高級コンドミニアムや、ショッピングエリア、幼児向けの教育施設や公共スペースなど、新しいカカアコには、人々を惹きつける“暮らしの要素”が詰まっている。安全性に富んだ街の美化を推進するために、カカアコ地区では様々な取り組みが実施されており、今回の新開発プロジェクトが促進するに連れて、街の美化活動に対する取り組み姿勢がより高まってきた。

 『ジョブ・トレーニング・プログラム』は、カカアコ地区の環境美化に貢献する活動のひとつ。“仕事を通じてカカアコを元気にしよう”という目的のもと、ハワイ州の開発機関『ハワイ・コミュニティ・ディベロップメント・オーソリティ(以降HCDA)』によって2006年6月に創設された。仕事内容は、主に2種類あり、そのひとつがゴミ拾いや掃除といった、労働力を必要とする仕事。もうひとつは、HCDAが所有するカカアコ地域にあるパークの美化だ。2009年に、5万5000ドルの資金で開設された同プログラムは、2010年12月までに、年間で34万5000ドルまで増やすことに成功。これまでに、カカアコに暮らす多くの人々の生活支援をしてきた。

 これまでの事績にならいHCDAは、1万ドルの資金を提供するとともに、同プログラムへの支援を2015年6月まで1年間延長することを発表。2014年の現時点では、12名が『ジョブ・トレーニング・プログラム』に参加し、ジョブスキルを習得。のち8名は自立し、常用雇用者として卒業する。

 これに対しHCDAは、「このプログラムを開設した最終的なゴールは、カカアコ地区の失業者をゼロにし、住民が安心して暮らせる街づくりをすることなので、この上向きの成長は嬉しい」と述べた。また、ハワイ州ホームレス・コーディネーターのコリン・キッペン氏は、「このプログラムの素晴らしいところは、参加者である失業者は、活動場所である、カカアコ地区に暮らす人々で、自分たちの力で街全体の環境づくりに励んでいること」と語った。HCDAは、今年は新たに4種類の仕事内容を加え、プログラムを実施するので、より多くの参加者を期待しているという。

 世界屈指の観光地であるハワイだからこそ、環境整備の徹底が大切である。安全性と利便性に富んだ、住宅、教育、娯楽の3拍子そろったカカアコ地区。今後の発展に注目したい。