ハワイNO.1のコンドミニアム誕生?

2014/04/01

『690ポフカイナ』の完成予想図。高さ210メートル超の巨大タワーの現実も夢ではない

『690ポフカイナ』の完成予想図。高さ210メートル超の巨大タワーの現実も夢ではない

 カカアコ再開発プロジェクトにおいて、議題のひとつに挙げられているのが、高層コンドミニアムの高さだ。ハワイ州の建築基準法では、建築物は最長で400フィート(=約122メートル)の高さが原則。しかし新たに考案されたプロジェクト『690ポフカイナ』は、前例にない巨大タワーとなっており、その高さはリミットを300フィートも上回る700フィート(=約213メートル)。

 約5億ドルをかけたこのプロジェクトがスタートしたのは、現在から2年遡る2012年12月。『フォレスト・シティ・レジデンシャル・マネージメント』という、ハワイ州をはじめ、コロラド州、ワシントン州、イリノイ州など、アメリカ主要都市に1万2000世帯もの住宅建設を手がけてきた、大規模な米軍専用コミュニティ開発企業によって考案された。ハワイ州の開発機関である『ハワイ・ディベロップメント・オーソリティ(以下HCDA)』は、この提案書に対して、経済的に優しく、またコンドミニアムの販売のみならず、低所得者向けの賃貸ユニットにも特化していることが必須だと発表。

 2014年3月、カカアコ地区の再開発プロジェクトの勢いが増し、ハワイでは“コンドミニアム・ラッシュ”とも言われている中、同プロジェクトの設計について、700フィートのリミットを超えた、ハワイで最も高いビルが誕生するか、高さの規定に従って中層ビル2棟に分割するかで、協議が行われている。アバクロンビー州知事は、これに対し次のように述べた。「建築物における高さの制限は、私たちが最も重要視する点ではない。私が重視したいポイントは、建物がどれだけ低い、または高いかという外観の問題よりも、ユニット数をどれだけ増やし、幅広い住居層に提供できるかということ。目標のユニットは800戸だ」。

 カカアコ再開発計画で改築される、子どもの遊び場に最適な『マザー・ウェルドロン・プレイグラウンド』に徒歩5分以内という、利便性に優れたところに立地する『690ポフカイナ』。『フォレスト・シティ社』の社長ジョン・ワレンストム氏は、同プロジェクトに対し「弊社が考案したいのは、ハワイ州に認可された、魅力的で、経済的に手の届く住宅。建物の高さも、地元をはじめ世界中の人々を印象づけるひとつのポイントだ」と語った。

  この問題については、現在HCDAの最終判断待ちだが、もし700フィート建物が現実化すると、『690ポフカイナ』はハワイNO.1の高さを誇るランドマークになる。