『モアナ・ビスタ』全ユニットが値下げ  

2008/12/23

カカアコ再開発 モアナビスタ

 カカアコで2010年6月に完成を予定としている46階建ての『モアナ・ビスタ』の開発業者である『KCレインボー・ディベロップメント』は、経済の失速による売上げ不振を乗り切るため、コンド内すべてのユニットを平均で20%値下げすると発表し、値下げした492ユニット中、46万8000ドルから39万2000ドルへ16%値下げをした18階にあるマウンテン・ビューのユニットと、76万2000ドルから57万4500ドル0へと25%値下げされた30階にあるオーシャンビューのユニットの計60ユニットの販売を14日に開始。

 この日は、雨やホリデー・シーズンという悪条件にも関わらず、このプロモーションを目当てに総勢50名が訪れ、11名が購入予約を行い、暫定販売総数を130ユニットまで押し上げた。

 ハワイの住宅不動産開発事業者は、 過去3年の住宅市場の減速に対する調整を余儀なくされている。中古コンドミニアム の今年の中間販売価格は、今年は横ばいしており、今後2年間は、下落が予測されている。 値下げを行ったコンドのプロジェクトは『モアナ・ビスタ』だけではない。720カピオラニ通りで建設中の32ユニットのバンガード・ロフトは、8%の値下げをすでに実施しており、909カピオラニでは、227ユニット中、まだ売れ残っている40ユニットを、12%から40%値下げした。

 市場の低迷は建設の遅れも招いており、『モアナ・ビスタ』の完成予定も、当初の2010年の初頭から、6月に変更となった。 今回の値下げは、『モアナ・ビスタ』の開発プロジェクトにとって、劇的な転機となった。モアナ・ビスタでは、わずか2年前には、466人もが192ユニットのオーナー所有ユニット購入のための抽選に臨み、投資家が、購入可能契約による126ユニット以外の366ユニット近くの購入を予約していたのが、その後、わずか140ユニットを残して、拘束契約に至っていない購入予約、すべてがキャンセルされてしまった。モアナ・ビスタでは、12月1日に残りの予約者に値下げ価格を提示したが、現在購入予約を維持しているのは、115人となっている。

 KCレインボーでは、残りのユニットに新価格を提示することにより、10%のデポジットによる購入予約者の獲得に努力し、来年の1月下旬には、それらをキャンセル時の払い戻しがない拘束契約に変換することを目指している。

Honolulu Advertiser 2008年12月17日